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フリーランスが迷う経費の仕分け 20選

フリーランスの方が事業で使った費用。
これらの費用はどこまで”経費“として、計上できるでしょうか?

細かい費用でも経費であると認められれば、国に支払う“税額”は変わります。場合によっては、「経費申請するorしない」という問題が財務状況を左右しかねません。
特にフリーランスの方にとって、経費申請できるかどうかは収入に大きな影響を及ぼすのではないでしょうか。

ここでは、フリーランスが迷いがちなものを、Q&A方式で分かりやすく紹介していきます。

【経費になる勘定科目】
まず、一般的な経費になるものは以下の通りです。

○経費になるもの
・租税公課    ・旅費交通費   ・修繕費     ・外注工賃
・荷造運賃    ・広告宣伝費   ・消耗品費    ・利子割引料
・水道光熱費   ・損害保険料   ・減価償却費   ・地代家賃代
・通信費     ・福利厚生費   ・給料賃金    ・貸倒金

反対に、経費にならないものとして、

×経費にならないもの
・事業主の給料   ・事業主自身の健康診断費用
・敷金       ・事業と無関係の費用

ざっと項目名を並べてみたものの、「何が経費になって、何が経費にならないの?」というイメージが、具体的に湧きにくいと思います。

<個人事業主の経費計上Q&A>
それでは細かい内容を、Q&Aにて1つ1つチェックしていきましょう。

Q1.荷造りに使用した備品。ガムテープ・箱・ひも・その他梱包材は?
A1.Yes
ガムテープや箱など、仕事に関わるモノを配送する際に使用したものは、”経費”になります。
配送するために用意した品物の代金は、すべて「荷造運賃」として経費計上することが可能です。

Q2.自宅を事業所としています。家賃は?
A2.Yes(しかし、一部)
事業で自宅を使用している場合、”経費”になります。ただし、その際には自宅面積のうち事業に使用している部分の割合に応じて(按分)となります。
例えば、自宅面積のうち4割を事業のために使用している場合は、家賃の40%が経費として認められ、計上することができます。

Q3.自宅兼事務所を引越します。引越し費用は?
A3.Yes(しかし、一部)
引越し費用も”経費”になります。
その場合の計算方法としては、上記の家賃の場合と同様に事業使用分を按分する必要があります。
なお、礼金も同様に按分して経費計上することができますが、敷金は退去時に戻ってくる可能性があるため、NGとなっています。

Q4.仕事の連絡をプライベートの携帯で受けています。携帯電話の費用は?
A4.Yes(しかし、一部)
携帯電話の電話代は、”経費”にすることができます。
しかし注意点として、家賃や引っ越し代と同じように、全体の使用料金のうち仕事で使用した部分を経費計上してください。

Q5.暖房としてストーブを使いました。灯油代は?
A5.Yes
暖を取るために使った灯油購入代なども、”経費”になります。
「光熱費」としての経費計上できます。

Q6.水道費は?
A6.Yes(しかし、一部)
水道費は”経費”になります。
電気・水道・ガスも、事業に対しての使用分を按分して、経費計上することができます。

Q7.SuicaやPASMOなどの電子マネーで払った交通費は?
A7.Yes
SuicaやPASMOを利用した交通費も”経費”になります。
ただし、チャージ時の領収書のみでは交通費として認められない可能性が高いため、こまめに履歴(乗車区間・料金)を印刷・控えておくようにしましょう。

Q8.プライベート・事業利用兼用の車があります。ガソリン代は?
A8.Yes(しかし、一部)
ガソリン代は”経費”になります。ただし、こちらも経費計上可能なのは事業で使っている部分となります。
例)期間中の総走行距離=100Kmでその内の70Kmが事業のための利用の場合、その70Kmの部分が経費計上可能となります。
購入費の減価償却費なども同様に、按分した上で経費計上できます。

Q9.事業で車を使った際に、駐車違反切符を切られてしまいました。罰金は?
A9.No
残念ながら、罰金は“経費”になりません。
ただし、その際のレッカー代などの費用は、経費計上することができます。

Q10.個人としてのブランディングのために作った名刺は?
A10.Yes
事業のための名刺の作成費用は、「広告宣伝費」として”経費”になります。
年賀状なども事業の宣伝に使っていれば、経費計上することができます。

Q11.メガネは?
A11.No
メガネも”経費”になりません。メガネもスーツ同様に普段使うことがあるという理由です。
ただし、パソコンで仕事を行う人の場合、PC用メガネを経費計上できる可能性があります。

Q12.取引先との忘年会の費用は?
A12.Yes
忘年会でかかった費用は「接待交際費」になるため”経費”になります。
ただし、認められるのは一次会の費用までで、一次会の費用も社会通念上通用する程度の金額となっています。
なお、会議を目的として行われている場合は「会議費」という科目に入れることもできます。会議費とは、会議のための飲食などの費用を指します。

Q13.セミナー参加費は?
A13.Yes
事業に関係のあるセミナーへの参加費は、”経費”になります。
同じように自分の事業に関係がある書籍や雑誌などの購入費も、経費計上できます。

Q14.スポーツクラブの会費は?
A14.No
スポーツクラブの会費は”経費”になりません。
個人事業主の場合には、「福利厚生」という概念が存在していないためです。

Q15.個人事業主の健康診断や人間ドックの費用は?
A15.No
健康診断などの費用も”経費”になりません。
個人事業主の場合は、法人の場合と異なり、プライベートな支出と判断されてしまいます。

Q16.自宅兼事務所に設置したウォーターサーバーの費用は?
A16.場合による
あくまでも事業で使用している場合に限り、”経費”になります。
なお、お客様に提供している場合は「交際費」などでの経費計上が可能となります。

Q17.仕事で怪我して病院にいった
A17.No
ご自身に関するものであり、治療費なので経費にはなりません。一定額以上は、「医療費控除」として所得から差し引くことができます。

Q18.旅費で夫と旅行いってホテルに宿泊した
A18.No
家族旅行としての費用は経費にはなりません。ただし、配偶者同伴が義務の出張は、経費として認められるケースもあります。

Q19.有料アプリに課金して、アプリのレビューを執筆した場合の課金額は経費になる?
A19.YES
取材費として経費が認められるケースがあります。

Q20.ブロガーが飲食した店舗について記事にした場合の飲食費
A20.YES
取材費として、経費が認められるケースがあります。

※車や家の家事按分の比率の考え方
家事関連費は、その事業部分を明らかに区分できる場合に、その部分を費用にできるとしています。例えば車は全体の走行距離のうち、仕事で走った距離分、家の場合は、1部屋を仕事部屋としている場合のその面積を全体の床面積で按分した割合を比率とする方法があげられます。比率の考え方は決められてはいませんので、税務署からの問い合わせの際には、明らかに区分できる部分を主張することになります。

以上のように見てきたとおり、「事業のため」であれば“経費”として申請できる場合が多いです。
いかがでしたでしょうか。多くの場合、事業のために使った費用を経費として申請することが可能ということが分かりました。

逆に第三者から「事業と無関係である」と推測されてしまうような費用は”経費“として認められません。

「もしかしてこれって“経費”でイケるかも……」と思ったら、試しに申請してみることも節税対策の一つとして有効であると考えられます。
消費税が8%に上がったことも話題になっていますが、オン・オフに関わらずしっかり節税はしていきたいところ。

この機会にぜひ、“経費”で申請可能な項目を洗い出して、節税に努めてください!

 

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